不動産売却を住みながらおこなう方法とは？メリットやデメリットを解説

不動産売却をおこなうときには、次の住まいへ引っ越しをしてから売却する方法と住みながら売却する方法があります。
ここでは、住みながら不動産売却を進めていく方法をメリットやデメリットを踏まえながら解説していきます。
メリットやデメリットだけでなく、住みながらおこなうことの注意点についても解説しますので、計画的な不動産売却を進めていきましょう。
山口県宇部市や山口県山陽小野田市にて不動産売却をご検討中の方は、最後まで確認していただき、住みながらおこなう不動産売却のご参考にしてください。

不動産売却を住みながらおこなう方法とは？

不動産売却というと先に次の住まいへ引っ越しをして売却活動をするイメージを持たれる方も多いかと思います。
しかし、売却の方法には、住みながら売却をおこない、買主が見つかってから次の住まいへ引っ越しをする方法もあります。

売り先行での売却

住みながら売却する方法のことを不動産業界では、「売り先行」という呼び方をします。
売却をしてから次の住まいへ引っ越しをするため、売り先行と呼ばれています。
不動産を住宅ローン組んで購入した方は、不動産に抵当権がついているため、抵当権を抹消しないことには売却することができません。
また、購入時に住宅ローンを組んでいることが多く、次の住まいを購入する際に新しい住宅ローンの借り入れが必要となることがあるでしょう。
その際、売却によって残債を繰上げ返済して、住宅ローンを完済してからでないと次の住宅ローンが組めません。
また、次の住宅ローンが組めたとしても、支払いが二つになるため負担が大きくなってしまいます。
売り先行の売却であれば、売却したあとに次の住宅の購入をおこなうため、計画的に住み替えをおこなうことができます。

売り先行での売却方法

売り先行の場合は、居住中の状態で売却をすることになるため、売却を始めてから内見に買主が来る際は、一緒に立ち会いをして案内をする必要があります。
一般的に内見には、土日に来る方が多いため週末の予定を確保しながら売却をしていくことが大切です。
買主が決まって引き渡しの日が決まったら、次の住まいの不動産の購入もほぼ同時におこなわないと住まいがなくなってしまうため、購入の準備も怠らず進めていくことになります。

リースバック

不動産売却を住みながらおこなうもう一つの方法がリースバックです。
リースバックとは、不動産を売却して、その不動産に賃貸としてそのまま住み続ける売却方法のことを言います。
リースバックの場合、売却しても引っ越しをする必要がありませんので、生活スタイルを変えずに売却をすることができます。
また、賃貸に切り替わるため、賃料を支払う必要はありますが、固定資産税や修繕費などの維持費を支払う必要もなく、売却金額を得ることができます。
しかし、買主が不動産を売却してしまった場合には住み続けることができなくなってしまう恐れもあり、契約によっては相場よりも賃料が高くなってしまうこともあるため注意が必要です。

不動産売却を住みながらおこなうメリットやデメリットとは

不動産売却は住みながらおこなう方法と引っ越しをしてからおこなう方法がありますが、住みながらおこなう方法のメリットやデメリットはどのような点なのでしょうか。
詳しく解説していきます。

住みながら売却するメリット

資金計画を立てやすい
住みながら売却をすることで、売却が決まってから次の住まいへの引っ越しとなるため、売却金額がいくらになるのかある程度目安が立ってから引っ越しをすることができます。
そのため、住み替え費用の計画を立てやすくなります。
家を綺麗な状態で保ちやすい
不動産は人が住まなくなると湿気や汚れが溜まり、水も使用しなくなると水道管から下水の匂いが湧いてくるなど建物の劣化が目に見えるようになりやすくなってしまいます。
しかし、住みながら売却することで自然と換気や掃除をおこなうことで建物の劣化を防ぎ、また掃除をすることで綺麗な状態で買主にアピールすることができるようになります。
買主が生活のイメージをしやすくなる
住みながら売却をすることは、家具が配置された状態で売却をすることになります。
家族構成毎の家具の配置の仕方やテイスト、広さの感覚など生活している状態でないとイメージがつきにくい点を払拭することができます。
また、売主にしか説明できない不動産の魅力も多くあるはずです。
音や周辺との関係性などは、売主から説明することでより説得力を持って魅力を伝えることができます。
買主も売主の顔が見えることで、安心して取引を進めることもできるでしょう。

住みながら売却するデメリット

内見の日程調整が必要
住みながら売却していると内見の相談がくるたびに日程を調整して、家のなかも掃除しないといけません。
日程の調整がつかない場合には、買主は内見をすることができず売却のチャンスを逃すことにもなりかねません。
そのため、お忙しい方や掃除が苦手な方にとってはデメリットに感じることもあるでしょう。
売却活動を始める場合には、スケジュールに余裕を持って調整しておくようにしていきましょう。
生活感が悪い印象になることもある
家具や荷物が多い方の場合、生活感が出過ぎてしまい、買主が本当に見たい部分を見ることができず、また部屋が狭く感じてしまうなどマイナスに働いてしまうこともあります。
売却をする際には、引越しの手間も考え荷物を整理しておくと良いでしょう。

不動産売却を住みながらおこなう際の注意点とは

住みながら売却する場合には、いくつかの注意点をしっかり押さえておかないと計画的に不動産売却が進まないこともありますので、これから解説する注意点をしっかりと確認しておきましょう。

清掃をおこなう

住みながらの売却の場合は、荷物がある状態での内見となります。
このときに建物のなかが散らかっていると、買主にとって悪い印象を与えてしまいます。
そのため、内見が始まる前にはしっかりと清掃をしておくことが大切です。

事前調査

売却中の不動産が引き渡しとなってから住み替え先を探していては、次の引越し先を探す時間が足りません。
そのため、売却を始める際には、次の住み替え先の事前調査を早めにしておき、住宅ローンやエリア、予算などある程度決めておき、直ぐに住み替えができるようにしておくのが理想的です。

においに注意する

住みながらの売却の際に、においは見落としてしまいがちな注意点です。
特にペットがいる場合は、飼っていない方からするとペットのにおいは感じやすいので、においは念入りに確認しておくようにしましょう。

まとめ

不動産売却は住みながらでもおこなうことができます。
住みながらおこなうメリットは勿論、デメリットもありますので、それぞれの特徴や注意点をしっかりと確認して、自分達が住みながらの売却に向いているのか判断した上で進めていきましょう。
ハウスドゥ!宇部店では、山口県宇部市や山陽小野田市を中心に、不動産売却のお手伝いをおこなっております。
不動産売却をご検討中の方は、お気軽に弊社までお問合せください。