2022-09-27
不動産の売却をご検討中の方は、まず全体的な流れを把握することから始めると良いでしょう。
媒介契約や内覧など、各段階でのポイントや要する期間を理解し、無理のない売却プランを立てることが大切です。
そこで今回は、山口県宇部市・山陽小野田市周辺で不動産売却をご検討中の方に向けて、不動産売却の全体的な流れと期間について解説します。
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一般的な不動産売却の大まかな流れは次のとおりです。
まずは、査定依頼から媒介契約を結ぶまでの流れについて、ポイントを押さえながらみていきましょう。
不動産売却をおこなうには、売却物件の価格を知ることから始めます。
より良い条件で不動産を売却するためには、事前に広告やインターネットなどで近隣の類似物件を調べ、おおよその価格イメージを掴んだうえで不動産会社へ査定を依頼することがおすすめです。
不動産会社では、周辺の成約事例や現地調査のほか、登記簿や図面などから法律上や権利上の問題点がないかなど、細部にわたって調査をおこない査定額を決定します。
提示された査定額に納得したら、媒介契約を結びます。
媒介契約とは、正式に不動産売却を依頼する際に売主と不動産会社が結ぶ契約のことで、どのような条件で売却活動をおこない、成約した際の報酬金額をどのようにするかといった内容を取り決めておきます。
媒介契約は3種類ある
不動産会社との媒介契約には特徴の異なる次の3種類があり、ご自身の条件に合うものを選択します。
まず「一般媒介契約」は、複数の不動産会社と同時に契約することができ、売主がみつけた買主へ直接売却できるという特徴があります。
また、レインズと呼ばれる不動産流通ネットワークシステムへの登録義務はなく、販売状況の報告義務もないため、ほかの2種類の媒介契約に比べ情報が広まりにくく状況がわかりにくいという点がデメリットです。
ただし、情報が広まらなくとも売れやすい人気のエリアや築浅物件の場合や、複数の不動産会社とのこまめなやり取りが苦にならない方には向いている媒介契約といえます。
次に「専任媒介契約」は、1社のみとしか締結できない契約ですが、売主がみつけた買主へは直接売却できるという特徴があります。
また、レインズへの登録義務や販売状況の報告義務があるため、情報が広まりやすく、状況も把握しやすい、3種類のなかでもっともバランスの良い媒介契約といえます。
媒介契約の選択に迷ってしまうという方は、専任媒介契約を選ぶと良いでしょう。
3つ目の「専属専任媒介契約」は、1社のみとしか締結できない契約で、売主がみつけた買主との売買も不動産会社を介して取引をおこなう必要があります。
制約の多い契約ですが、専任媒介契約よりレインズへの登録が早く、販売状況の報告頻度が高い点がメリットです。
専属専任媒介契約では立地の悪い物件でも比較的早期に売却できる傾向にあるため、不動産会社に任せてとにかく早く売却したという方に向いている媒介契約です。
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媒介契約を結んだら、いよいよ売却活動が始まります。
ここでは売却活動の開始から決済・引き渡しまでの流れについて解説します。
不動産会社がどのような売却活動をおこなうのか、また内覧時に気を付けたいポイントを押さえておきましょう。
不動産会社のおこなう一般的な売却活動では、社内外のインターネットサイトや広告などに物件情報の掲載をおこないます。
また、来店者や購入希望者の顧客リストから条件の合う方へ物件のご案内をするなど、多様な手段で買主をみつけるための活動をおこないます。
そして「実際にみてみたい」と希望する方が現れた際におこなうのが内覧です。
内覧の成功が成約につながる
不動産売却の流れにおいて制約のカギを握るのが内覧の成功です。
内覧時にベストな状態で物件の見学をしてもらえるよう準備をおこないます。
第一印象を決める玄関回りや、生活感の出やすい水回りはとくに念入りに清掃をおこない、できる限り物は少なくするとスッキリとした良い印象を与えることができます。
また、家中の電気を付けておくことも明るい空間となるためおすすめです。
そして、内覧者からの質問には笑顔で丁寧に答えることが大切です。
周辺の買い物事情や交通の利便性など、売主ならではの情報を伝えられると喜ばれるでしょう。
売主と買主の売買条件が合意に至ったら、売買契約の締結です。
契約に先立って、不動産会社の宅地建物取引士による重要事項説明がおこなわれ、売主と買主の双方が納得したうえで署名・捺印をおこない売買契約が成立します。
契約内容が実際と異なる場合には違約金を請求されるなどのトラブルとなるため、事前に物件の現状を正しく伝えておくことが重要です。
売買契約で取り決めた日程で売却代金を受領し、物件の引き渡しをおこないます。
また、所有権の移転登記手続きと、住宅ローンの解約や抵当権抹消手続きを司法書士がおこないます。
物件を引き渡すまでに公共料金の精算を済ませておきましょう。
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ここまで不動産を売却する全体的な流れを解説してきましたが、ここでは各段階でどれくらいの期間がかかるのか、また売却期間を長引かせないためのコツをご紹介します。
平均的な期間を知ることは、無理のない売却プランを立てるために重要です。
不動産売却のために動き出してから物件の引き渡しまでにかかる平均的な期間は3~6か月程度です。
不動産売却の流れを次のように3段階にわけて考えると売却プランが立てやすくなります。
一般的なタイムスケジュールの目安は以下のようになります。
不動産の売却では、物件の種類や状態、立地や時期などによって売れるまでにかかる期間が大きく異なるため、かかる期間にもかなり幅があります。
売り出してすぐに売れる物件もあれば、1年以上買主がみつからないという物件もあります。
焦って必要以上に安くしてしまったなどということのないように、売却プランを立てる際はある程度ゆとりをもたせておくことが大切です。
不動産の売却期間を長引かせないためには、売れやすいタイミングを狙うことが効果的です。
一般的に、不動産の売れやすいタイミングは進学や就職を控えての転居が多い1~3月、新年を新居で迎えたいと考える9~11月ごろです。
この時期に売却活動がおこなえるよう、3~4か月前ごろから準備を始めると良いでしょう。
また、売却期間を長引かせないためには価格にこだわり過ぎないことも大切です。
売却価格が市場相場の範囲内であることはもちろん、売却価格を動かせない特別な理由がない限り、多少の値引きは柔軟に検討すると良いでしょう。
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不動産は大切な財産です。
その財産を売却するのなら、流れに身を任せるだけではなく、しっかりと流れを掴み、納得した売却をおこなうことが大切です。
不動産売却の一般的な流れを知ることで、安心して売却への第一歩を踏み出せるのではないでしょうか。
私たち「ハウスドゥ!宇部店」は、山口県宇部市・山陽小野田市周辺で不動産売却のサポートをしています。
不動産売却に関するお悩みは、お気軽に弊社へご相談ください。
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