2024-07-02
不動産売却をおこなう際には、どれくらいの価格で売れるのかを把握するために、査定を依頼する必要があります。
不動産会社では無料査定をおこなっていますが、「無料」ということに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、不動産売却時に依頼する査定は「無料査定」でも良いのか、無料査定でよくあるトラブルと、その回避方法について解説します。
山口県宇部市・山口県山陽小野田市で、不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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不動産を売却する際は、査定を受けて売れそうな価格を把握し、その査定価格をもとに販売価格を設定します。
そして、不動産売却時の査定は、不動産会社がおこなうのが一般的です。
まずは、この査定に関する基礎知識から確認しておきましょう。
不動産査定とは、不動産の情報や市場相場など、売却に影響することを調査したうえで、価格を算出することです。
不動産査定には、「机上査定」と「訪問査定」の2種類があります。
机上査定とは
机上査定とは、不動産を実際見ることなく、データのみで査定する方法です。
物件の広さや間取り、築年数、駅までのアクセス、市場相場など、さまざまな判断材料を用いて査定価格を算出します。
訪問査定とは
訪問査定とは、机上査定で用いたデータにくわえ、実際に不動産会社の担当者が現地に訪れ、物件の状態や日当たり、眺望、周辺環境など調査した内容も含めて査定する方法です。
物件ごとの状況が加味されるため、机上査定より現実的な査定価格を知ることができます。
これら2種類の査定は、不動産会社の仲介業務であるため、基本的に費用はかかりません。
不動産を売るかどうか迷っている方でも、気軽に依頼できます。
査定後、不動産会社に仲介を依頼し、成約となった際に、成功報酬として仲介手数料が発生します。
不動産鑑定士が不動産を調査して資産価値を算出する「不動産鑑定」というものもあります。
不動産を調査して価格を算出するという意味では似ていますが、目的が異なります。
不動産鑑定は、主に遺産分割などで不動産の価値を公的に証明する場合におこなうのが一般的で、不動産鑑定書の取得も可能です。
ただし、不動産鑑定士に鑑定を依頼した場合は、約20万円~30万円ほどの費用が発生します。
通常の不動産売却をおこなう場合、公的に価値を証明する必要はありません。
また、査定を依頼したあと、そのまま売却に進まなくても問題ありません。
したがって、不動産売却を目的に査定を依頼する場合は、不動産会社の無料査定がおすすめです。
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不動産売却時には、不動産会社による無料査定を依頼するのがおすすめであることを先述しました。
しかし、この無料査定に関してトラブルが起こることもよくあるため、事例を事前に把握し、対策することが大切です。
無料査定に関してよくあるトラブルとして、以下のようなことが挙げられます。
どのようなトラブルが起こるのか、順番に解説します。
不動産査定は、近隣で売り出されている類似物件の販売価格や、過去の取引実績などを加味して価格を出します。
また、将来資産価値が変動する可能性なども考慮するのが一般的です。
しかし、そういった市場分析が不十分だと、平均的な査定価格になってしまい、そのエリアでの適正価格が算出できない可能性があります。
不動産売却をおこなう場合、少しでも高値で売りたいと考えるものです。
したがって、高い査定価格を提示された場合、その価格を参考に販売価格を設定したくなるでしょう。
しかし、不動産売買には市場相場があります。
市場相場からかけ離れた価格で売り出した結果、買主が見つからず、売却期間が長引くケースも少なくありません。
売れ残ってしまった場合、市場相場より低い価格まで値下げすることになる可能性もあります。
机上査定は、データのみで価格を算出するため、家を売却するために査定を依頼したことを、周囲に知られることはありません。
しかし、訪問査定の場合は、担当者が実際に現地に訪れて調査するため、ご近所の方に査定を依頼していることを知られる可能性があります。
離婚を機に家を手放す場合や、住宅ローンの返済が苦しいことで売却せざるを得ないなど、あまり周囲に知られたくない事情がある場合は、注意が必要です。
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不動産査定で適正価格を知り、スムーズに売却を進めるために、前章で解説したようなトラブルを回避する必要があります。
では、どうすれば回避できるのか、対策があれば事前に知っておきたいですよね。
そこで最後に、不動産売却をおこなうにあたって、無料査定で起こり得るトラブルを回避するためのポイントについて解説します。
トラブルを回避してスムーズに売却を進められるように、無料査定を利用する際には、以下のようなポイントを押さえておきましょう。
不動産の無料査定を利用する際には、事前にご自身でも市場相場を調べておくことが大切です。
なぜなら、市場相場を知っておくことで、不動産会社が提示する査定価格が適正かどうかを見極めることができるためです。
まずは、不動産情報誌やインターネットなどで、販売中の類似物件を検索し、どれくらいの価格で売り出されているのかをチェックしてみましょう。
それだけでも、おおよその相場観をつかむことができます。
また、国土交通省が公開している「不動産取引価格情報」や、不動産会社が利用する「レインズ」の情報を閲覧できる「レインズ・マーケット・インフォメーション」の利用もおすすめです。
不動産の売却を検討していることをご近所に知られたくない場合は、査定を依頼する際に、その旨を不動産会社に伝えましょう。
たとえば、不動産会社の社名が書かれていない車で査定に訪れるなど、配慮することが可能です。
査定の結果が出たら、事前にご自身で調べた相場と比較してみましょう。
先述のとおり、査定価格が高ければ良いというものではありません。
販売価格を高めに設定することで、かえって売却しにくくなることも少なくないためです。
また、査定価格が思っていた以上に低い場合も、その原因について納得したうえで売却を進めたいですよね。
気持ち良く取引を進めるために、なぜその価格になったのか、査定の根拠を確認することをおすすめします。
プラス要因だけでなく、マイナスとなった原因をしっかり把握することで、そのあとの売却活動の参考にもなりますよ。
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不動産売却をおこなう際には、不動産会社の無料査定を利用するのが一般的です。
無料査定では、市場分析や地域の情報量が足りないことで価格が適正でなかったり、ご近所に知られてしまったりといったトラブルが起こる場合があります。
スムーズに売却を進めるために、ご自身でも市場相場をチェックし、査定結果が出たら根拠を確認することが大切です。
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